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2018年08月10日(金)

悠久の那珂 

悠久の額田から那珂へ
西暦の年号ができて400年サイクルで大災害が起こってきた。大化の改新の頃、900年の平安時代、承久の変のあった1300年、光圀がなくなって7,8年後1708年、そして次は2100年となるとあと70年後にやってくる。一級河川が崩壊するような水害がやってくる。こんなテーマでNHKのテレビを見ていた人は何人いるでしょうか。ここ10年で気候は大きく狂って変化している。北極の氷河が溶ける。南極の氷河も異変が起こっている。東日本大震災のとき石巻へ行き、車を止めたところ駐車場は水深1Mでカキや貝殻がそだっているという。確実に海の水位が上がっている。たった6年である。何らかの異変で海抜7から8メートル地域は水に呑みこまれる。海抜8メートル、クラスは河合、土木内、磯部、島、小島である。地名の由来からも最も可能性は高くなる。水田に塩水がはいったら水田は崩壊する。歴史的地名からして安全なのは額田、五台、瓜連の海抜30メートルを超えるところとなろう。この土地は奈良時代からの歴史が物語っている。まさしく、悠久の土地柄である。その中で五台に注目してみた。この土地は5つの台地から生まれた。明治22年、五台村は豊喰、東木倉むら、西木倉村、後台、中台の5つの地域が集まり、五台村が誕生した。地名からも安心地区といえる。江戸期有賀池の水が松原まで上がったというから安心とは言えないのである。額田に限れば額田の台地は安全である。有賀池に連なる坂下地区は読んで字の如しとなろう。
ところで改めて久慈川を環境の見地から見てみよう。
那珂市の自然 久慈川 額田を流れる1級河川
久慈川の生物は自然の環境の現状を知る意味において重要だ、悠久の額田を流れる大河久慈川は久慈の流れにゆあみしてとかってあった額田中学校の校歌にあるほど、プールのなかった時代、水遊びをしたのである。
下げ針でナマズをとった。川干しでうなぎや鮒が捕れた。放流により鮭やアユも今でも捕れてはいるが。そんな久慈川は今どうなっているのだろうか。興味深い。
久慈川は、八溝山に源を発し、八溝山地と阿武隈山地の間を南流する。この八溝山周辺及び支川里
川の源流周辺は、県内でも貴重な生物が多く確認される地域である。
八溝山は南の筑波山と並んで動植物の多いことで知られる。標高 700m 付近から山頂にかけて、ブ
ナ、ミズナラの原生林がみられ、国の学術参考保護林に指定されている。また 800m 付近には茨城県
内で八溝山にしか見られないダケカンバや、八溝山が北限とされるツガ、ギンバイソウなどの貴重な
植物が数多く生育している。この八溝山系から流れを発している。