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那珂市 額田の観光スポット


鈴木家古民家

鈴木家古民家
鈴木市十郎は江戸時代の豪商で紅花長者として有名です。光圀との親交もあり、養女万姫が嫁ぎました。度々光圀が常陸太田市に西山荘に隠居された10年に訪 問され、光圀の書院がありました。鈴木市十郎は水戸の紀伊国屋とも言われ、吉原総あげをし、小判をまいた勢いが伝説的に残っています。歴代の殿様が常陸太 田市の瑞竜山に参拝する際には模様替えするなど大変なものでした。生垣の萱が近隣の村に用意することが命令されたり、大工、畳職人が入り、改築がなされま した。特に厠は殿様の尻に合わせ便所がその度造り変えられました。井戸はらいもなされ、三日三晩、水戸から役人が毒殺されるのを防止するため警戒をしまし た。西山荘から万姫あてに酒がなくなると額田の鈴木家に連絡がはいり、鈴木家で酒を配達したそうです。御膳が呑むので御膳酒と言われました。書院には久慈 川をイメージした波欄間が造られ、廊下は当時のものが残っており、萱ぶきの建屋は県の指定文化財となっています。紅花は江戸、大阪に販売され、財をなしま した。庭先の2本のもちの木は3百数十年が経ち、大樹となっています。

光照寺

光照寺本堂
浄土真宗大谷派(東本願寺)。弘長3年(1263年)の開基。本願寺第2祖如信上仁の開基で弟子浄慶が創立。笠間に草鞋脱ぎの寺で有名な同宗同名の寺がある。管理は親鸞聖人二十四番の常陸太田市谷河原町の西光寺。久慈川に接し、光照寺からの展望は美しい。久慈川を見下ろせる絶景の地にある。光照寺抜景(ばっけい)とも言われている。額田城の在る時は、佐竹の動向を掴める絶好の見張り場となったに違いない。佐竹本家は蓮河原方面から額田に上がり攻撃を加えたともいう。

松尾芭蕉の句碑と中島五峯

松尾芭蕉の句碑
江戸時代、額田では民間の間で俳句が流行し、人々に親しまれ、自然を愛し優雅な気風のなかで創作活動をする俳人が現れた。俳人松尾芭蕉の影響は全国的に広まりを見せて額田にも多くの俳人を輩出した。中島五峯や中島素嵐が有名である。額田有が池のほとりに芭蕉没後百年を記念し建てた句碑がある。松風や落葉の水の音涼し 寛政五年10月12日とある。中島五峯の代表作は『うら枯れや露の光はおとろえず』の俳句がのこっている。

愛宕神社

愛宕神社
額田北郷古宿町の坂の途中にある愛宕神社も額田神社の末社であり、長く『お愛宕さん』として、江戸初期から信仰されてきている。愛宕神社古墳としても有名。