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毘盧遮那寺

1192年、文覚上人により開祖。本堂、弘法大師堂、観音堂、熊野権現等がある。宝物の県文化財 大般若経600巻は有名。そのなかでひたちなか市の高野城主清水氏の般若経の寄贈もみえる。境内に咲く5月初旬の牡丹は見事である。銀杏の巨木があり、その葉が大般若経の防虫剤として使われた。どの寺にも古くから銀杏の木があるのも納得。真言宗豊山派 中島素嵐という女流俳人の句碑がある。

那珂市歴史資料館に展示されている大般若経。2巻が展示されている。興味を抱き、毘盧遮那寺を尋ね、現物を見せていただいた。建久3年(1251年)文覚上人の開基で正徳5年(1711年)現在地に移り、 当寺には紙本墨書大般若経(附唐櫃3合600巻)の文化財があります。 
■所在地:那珂市額田北郷542
■所有・管理者:毘盧遮那寺 渡辺 真玉住職
■指定区分:県指定
紙本墨書 569帖からなる 横95cm
縦25.7cmの折り帖 全長900cm 
檀那は額田城主小野崎下野守善通外50人。筆者は額田北郷森戸の蓮蔵院の仕僧理順房順海外30人あまり。
 初めは、巻本10本を1箱とし、唐櫃3合に入れ、明応6年(1497年)額田郷鎮守八幡宮に奉納されたが、のち現在の寺に納められた。元禄14年(1701年)乱丁を修正、折帖にした。その後も何度か修正され、そのたびに奉納者名・細工人名の記載がある。
 歴史的資料として貴重である。指定後、不足31帖補充する

びる遮那寺山門

びる遮那寺山門
両部山 びる遮那寺山門

びる遮那寺大般若経

著者は額田南郷森戸の仕僧理順房順海外30人あまり。
檀那は額田城主小野崎下野守善通外50人。著者は額田南郷森戸の仕僧理順房順海外30人あまり。
初 めは、巻本10巻を1箱とし、唐櫃3号に入れ、明応6年(1497年)額田郷鎮守八幡宮に奉納されたが、のち現在の寺に納められた。元禄14年(1701 年)乱丁を修正、折帖にした。その後も何度か修正され、そのたびに奉納者名・細工名の記載がある。歴史的資料として貴重である。指定後、不足31帖補充す る。